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2006/09/02 (土) 12:55

インドの大学で

気候的に日本とは暑い時期がずれているデリー。
6月の夏休みが終わると、新学年は7月から。
この7月からインドの学生さんたちに日本語を教えています。

大学内1


デリーの大学で日本語学科のある所は少ないようですが、近年日本語学習熱は上がっているよう。
教養として、とか、一昔(二昔?)前の日本のお嬢様のようにお嫁入りに箔をつける、というようなものではなく、実践力として身につけ、ビジネスに役立てる事を目的にしている学生が多いようです。

大学内2


この大学でも定員に対する希望者はかなりの倍率と主任教授から説明を受けました。
東アジア研究科3ヶ国語(中国、韓国、日本語)の中で一番の人気は日本語なのだそうですが、それは日本人である私に気を遣われたお話であったのか、あるいは御自分が長年研究されている学問に対する誇りへの満足感なのでしょうか?

大学3


インドの人たちに日本語を教えるのは初めてなので、彼らがどのように取り組んでどのように習得していくのか、とても興味があります。
選抜を経てきた学生達は、学部卒以上で更に日本語を学ぶという意欲があり目的意識もはっきりしているようで、勉強熱心で教える側としてはやりやすく、楽しいという恵まれた環境です。

学期が始まる前は、「語学系」なので女子が多いのではと予想していたのですが、実際は4分の1ほど。男子学生が圧倒的に多いです。
恐らく、大学の進学率自体が日本より低く、その中で女子の進学率は更に低いのだと思います。

大学


よく周囲から「何語で授業をしているんですか?」と聞かれますが、基本的には「日本語」です。
彼らにとってインドで「日本語のネイティブ・スピーカー」と実際に話す機会など滅多に無いと思うことと、最初は理解できなくとも、結局は日本語のみで進めた方がちゃんと身に付くと考えるからです。

が、学生の中にもいるんですよね。
「先生、英語で講義をしてください」とか、「今の所英語で言って下さい」と「英語」で言ってくる学生が・・・。
それじゃ何にもならないでしょ? それに英語がネイティブじゃない「私」に英語喋らせてもしょうがないんですけど・・・と極力日本語で。どうしてもと言う場合のみの英語の補足です。

ただ、単語に関してはやはり限界がある場合も。
いつだったか、「さかな」と「イカ」は同じ意味ですか?との質問が。
イカを英語で「cuttle fish」あるいは「squid」と説明したものの、反応が悪く、腑に落ちない顔をした学生が多く見受けられました。
そこで、(そうだ、ベジタリアンの多いこの国では「イカ」って食べないんだっけ。)と思いだし、黒板に「イカ」の絵を描くと、前列の女子学生が隣の男子学生に「ねえ、あれ何?」と小声で聞いてました・・・。(失笑されていた!?)
「イカ見たことないですか?」と聞くと、見たことがない学生が大部分。見たことはないが、わかると言う学生がわからない学生に説明していました・・・。
文化的な背景がかなり違うので、学生の苦労は大きいでしょうね。

大学2


まだまだ試行錯誤もありますが、これまでの生活とは違う環境で過ごせる事を楽しく感じています。
彼らが日本語を学ぶ為の手助けが出来れば、それはとても嬉しいことです。(間違った事を教えないようにしなければ・・・。発音はかなり自信があるのですが・・・。って当たり前?)

大学4


私の苦労と言えば、通勤の道のりと、エアコンなしの教室、そして服装。
デリー南部の自宅から北部の大学までは車で1時間ほど。
東京で言うと大田区から足立区に通っている、という感じだと思います。
自分で運転しているわけじゃないので、まあラクチンなんですけどね・・・。しかも出勤は週1回のみ。

新校舎の4階にある教室は窓を全開にするので、砂埃であちこちざらざらですが、エアコンがないので仕方ありません。
最も暑い時期は休みとは言え、8月の数回はものすごい暑さで、くらくらしてしまいそうでした。
学生達は暑さで朦朧とするわけでもなく、ちゃんと聞いているようでびっくりしましたね。あれくらいの暑さは彼らには何ともないのかな?

そして、服装の方は学生はともかく、やはり教師という立場上、カジュアルすぎる格好は好ましくないよう。インド人の女性教授陣はサリー姿が多いです。学生にはサリーはいませんが、パンジャビー・ドレスのお嬢様風の子もいます。
脚を出すのはインドの慣習にはそぐわないので、普段はカジュアルなパンツやジーンズの多い私はとたんに着るものに困っています。
何か調達しないと・・・。サリーではないと思うけれども。

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この記事に対するコメント

大変ですね。エアコンなしとは・・。
教えるのはともかく、エアコンなしは耐えら
れませんね。私だったら。
インドにしては校舎は案外キレイなんですね。セカンドサマーのり越えるの、頑張って下さい。

なっち さま

ホント、エアコンなしは正直私には厳しいです。
顔の横を汗が伝うのがわかります。
休憩時間にペットボトルの飲み物がぶ飲みして何とかやってます・・・。
校舎は新しいのですが、周りに木や土の所が多いので、 どこもかしこもざらざらです・・・。

初めまして

はじめまして、aranyosと申します。
ブログをよく拝見させていただいています。
色々な経験をされていて、
とても充実したインド生活を送っておられますね。
今回の日本語教師の件はとても羨ましい話です。もちろん準備や教える苦労はあって大変でしょうが、なかなか体験できないことですよね。やりがいがありますね。
お体に気をつけて頑張ってください。
また新しい記事を楽しみにしています。

aranyos さま

こちらこそはじめまして。
コメントありがとうございました。

普段はあまりショッピングや観光などに出かけず、子供の学校の送迎が外出の中心の「引きこもり的」生活なんですが、この新しい仕事のおかげで生活に張りとリズムができたかも知れません(笑)。
それだけでも充分、と言う感じですが、おっしゃるように、やはりなかなか無い機会かもしれないので、最大限頑張ります!

また遊びにいらしてくださいね。

日本語

話せても教えられません。語学を教えられるというのはすごいことだと思います。
イカの話、私がヒンズー語を習っていたときのことを思い出しました。私は果物の「チクー」が分からなかったんです。柿かと思ったんですが、先生はそうじゃないって言うし。アジアに詳しくないクラスメイト(アメリカ人)は「大根」が分からなかったみたいです。苦笑
服装から考えないといけないというのはインドらしいですよね。1時間通勤は大変そうですが、体調等崩されませんよう^^。

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Pumpkin-R さま

日本語教えるのは10年ぶりくらいなので、冷静になって考えると冷や汗ものです・・・。
チクーは食べてみないとわからないですよね~、ホント独特で表現に困りますね。
服装は大体長めのスカートにしているのですが、埃だらけなので、新しい服を着ていくのも何だかな~と言う感じです・・・。が、インドの人って、きれいじゃないところでサリーのすそやデュパタ引きずっても平気なのでびっくりです。
日本ですら抵抗あるのに・・・。そのうち全然平気になっちゃったりして・・・。

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