
ガイドブックの、「デリーの国立博物館、コルカタのインド博物館と並ぶインド屈指の博物館」、という紹介文に引かれて訪れました。
デリーの国立博物館の方は、以前に訪れたことがあり、これと並び称されるのだから、さぞ、という期待とともに。
1905年の英国皇太子訪印に合わせて建てられた、インド・サラセン様式の建築、とも書かれています。当時の英国皇太子ってどなただったのでしょう?

インドでは、入場料金などが「インド人価格」と「外国人価格」の2本立てで設定されている事がよくあるようです。
ここもその一つでした。
インド人 10ルピー
外国人 300ルピー(日本語の説明オーディオガイド料金込み)
と、ものすごい差。(1ルピー=約2.5円)
先進国の博物館、美術館の入場料が750円というのは、妥当か安め、という水準だと思いますが、インドは一日1USドル以下で暮らしている人々がまだまだ多いというレベル。入場料に差をつけて、財政収入を増やし少しでも国を豊かに、ということなのでしょうか?
普通なら私たちは300ルピーを払うところなのですが、上の「住民登録証」を提示すれば、「インド人」扱いにしてもらえます。
というわけで10ルピー支払って、チケットを購入。(子供は2ルピーでした。)
チケットを入り口で提示すると、係りのおじさん、
「インド人ですか?」と。
この質問をされたのは、インドに来て初めてです。ネパール人やブータン人など、アジア系の顔立ちでインド人の雰囲気を持つ人はいるにはいますが・・・。
こういう場面では、「在印外国人」とすぐにわかってもらえたことしかなかったので、何かおかしかったです。
「インド在住の外国人です。」と改めて「住民登録証」を提示し、入れてもらいました。
入場の為のセキュリティーチェックは意外にも結構ちゃんとしていて、バッグの中のチェック、ペットボトルの持ち込み不可、X線検査、と空港並み?と思う程。

ホールから見上げると。

カメラの持ち込みにも料金がかかります。
フラッシュ使用不可で、カメラ30ルピー、ビデオ200ルピー。
カメラにタッグを取り付けてもらいます。
実は、カメラの持ち込みに料金がかかるだろう事はうすうす知ってはいたものの、どこで支払うかわからない間に、館内に入ってしまっていました。
これまで訪れた所ではセキュリティー・チェックで、「カメラ持ち込みますか?」と聞かれる事が多かったので。と言い訳・・・。
いざカメラを構えたところで、係りのお兄さんが飛んできて、「カメラ・パスは?」と。
「ちゃんと見てるんだ〜」と、びっくり。
支払い場所は売店、と教えてもらいました。

翡翠に宝石が埋め込まれた見事なもの。
ムンバイに本拠地のある財閥TATA(タタ)の総帥、ラタン・タタ氏のコレクションもここにかなり納められているそう。

ヒンズー教のヴィシュヌ神。

こちらはガネーシャ神。


象牙細工も見事です。

なぜか、このようなものも。
日本の老人(ちょんまげ姿)と幼子たち。

この博物館はミニアチュール(細密画)のコレクションで有名なのだそうです。
ヒンズー教とイスラム教のものがあるそうで、いくつもの学派があるとのことですが、西よりに充実しているようで、ペルシャ(現イラン)の方から伝えられたものなのかな、と想像しました。
細密画コレクションを見ている間に、蒸し暑さでとうとうギブ・アップ。
そう、この博物館はエアコンなし。天井のファンが回るのみなのでした。
モンスーンの時期(6〜9月頃)に訪れるにはそれなりの覚悟が必要と思われます。
Prince of Wales Museum of Western India159-161 Mahatma Gandhi Rd.,
Munbai
Tel. 2284-4519
月曜休館 10:15〜17:15