2006/08/24 (木) 16:57
誕生日プレゼント
ホッとすると同時に、油断は禁物、という気もします。
実は昨日は私の誕生日でした。
時期的に旅先で迎える事が多いのですが、今年は自宅で。
もう誕生日=嬉しいという時期はとっくに過ぎ(当たり前?)、あるとすれば誕生日自体よりこれまで大きな病気や怪我もなく無事に過ごせた事に感慨を覚える、という子供の頃の心情とは違うものです。
そんなわけで、起きた時にはすっかり忘れていて、いつもと変わらぬ朝でしたが、家族からの「おめでとう。」の言葉でああ、そうだった・・・。と再認識。
以前誕生日が話題にのぼり、子供は「大人になるとさほど誕生日は嬉しくない。」と聞いて驚いていました。
子供にとっては自分の誕生日は一大イベント(その日に何をするかにかかわらず)なので、夢を壊してはいけないと思いながらも、嘘はつけないしね・・・。と言葉を選ぶのに苦心した覚えが・・・。
子供からの「おめでとう。」の後に、小声で(ま、でもあんまり嬉しくないか・・・)と独り言のようなつぶやきが。
以前言ってしまった本音が良かったのかどうか、一瞬考えました。でも、もう小さい子というわけでもないものね・・・。
玄関ベルに出たメイドが、「ドライバーがマダムを呼んでいます。」と。「何だろう?」と出てみると、不意に振り向いたドライバーの手に金魚鉢に入った金魚。
「マダムに・・・。」と差し出されて「ありがとう」と言いながらも面食らってしまいました。
後で「魚がお好きかも聞かずにすみません。」と言うので、(「大丈夫、大好きよ。 だって私ノン・ベジだしね。 パクッ。」っていうのはものすごく悪趣味なジョークですよね。勿論口には出しませんでしたとも。)「ちょうど今日が誕生日なの。ありがとう。」と言うと、それでプレゼントを用意したのだ、と。
その時は夫か子供に聞いたのね、と思ったのですが、二人とも言っていないそう。
一体どうしてわかったのかしら・・・?謎・・・。
このプレゼントはどうやら彼の奥さんの発案らしく、前の夜ペットショップに買いに行ってくれたのだそう。何にしたらいいか、散々悩んだと聞き、お給料を沢山もらっているわけでないのに、そんなに気を遣わせたことが申し訳なく思えてしまいました。
それに彼のところは昨年から不運続き。
奥さんが自宅で転倒して腰を痛め、更に治りかけに転倒して手術することになり治療費もかさみとても大変だったのです。そしてまた先月、突然今度は(奥さんの)ひじの骨が砕けてしまったと。
転んだり、ぶつけたりしたわけでなく、「自然に」。
年齢を聞くと34歳、日本人より平均寿命が短いとは言え、まだまだそこまで骨が脆くなる年ではない筈。
原因不明ではあるけれど、もしかしたら、子供の頃の栄養状態に問題があったのかも・・・と彼は言っていました。
彼の奥さんがどのような子供時代を過ごしていたのかはわかりませんが、大変気の毒で何といっていいのかわかりませんでした。
「それにしても、何で金魚?」という疑問は家族や私の友人から。
友人は「前から金魚が欲しいって言ってたの?」とか、「金魚好きなの?」とか。どちらも「No」なんですが・・・。
金魚を飼っていたのは子供の頃で、それも世話は父にまかせっきりだったので、全く自信がありません。
この暑いインドで死なせずにいられるかしら、と。
二匹ともかなり大きな金魚。(「日本で買ったらけっこうするぞ、きっと。」と夫。)
夕方帰宅して、子供がえさをあげてみるとあまり食べないので、不思議に思ったのですが、その後メイドがえさをやりながら、「今日は3回あげました。」と。(それが彼女の4回目!?)
「1日2回で充分よ。あげすぎるのは良くないの。」(こらこら~!知らないうちにあげてたのね~!道理でさっき食べなかった訳だわ・・・)
水中で気泡を発生させる装置(何と言うのでしょう?)、えさとセットにしてくれたのですが、装置は昨日の午前中に既に動かなくなり、交換してもらいました。
大丈夫なのかな・・・と、いまだにおっかなびっくり。
南国っぽいデンファレのアレンジは夫の仕事関係の方々から。
何で誕生日がわかったのかしら?と思っていたら、アポを断るのに、「家内の誕生日なので。」と言ったとか。そりゃ、お花くらい贈らないと・・・ってなるかも・・・。
家族からはびっくりしないプレゼントとカードでお祝いしてもらいました。
インドでは誕生日には本人から周りの人にプレゼント(キャンディーとか?)を渡す習慣がある、と小耳に挟んだのですが・・・本当でしょうか?
どなたかご存知のかた、教えて下さい。
ちなみに私はまだ何もしていません。